世界遺産カルタ The World Heritage Cards活動報告ブログです

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チャンパー通信 第3号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第3号(2007年11月)20080604-hana2.JPG


発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
  皆さんこんにちは。先月、今まで所属していた統計・計画課から一般教育課に異動して、やっと活動の基盤が整ってきました。

《歯ブラシと寄生虫薬の配布》
  先日、日本のある企業からセコン県に歯ブラシ1440本の寄付いただきました。ちょうど年2回行う寄生虫薬を飲む時期と重なり、一緒に歯ブラシと薬の配布を行うことになりました。県・郡教育局と県・郡保健局の職員がラマム郡の学校保健対象校を訪れ、その様子を観察しました。小学校では全生徒が校庭に集まり、先生の合図でいっせいに寄生虫薬を飲みました。その後新しく配布された歯ブラシで歯磨きを行いました。

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 この学校では毎週2回休み時間に歯磨き活動を行っています。しかし口の中が歯磨き粉の泡でいっぱいになっているけれどきちんと磨けているのかな?そして、歯磨きが終わったとたんに構内にあるお菓子屋さんに走っていく子供たちをみながら…「おぃ!」と心の中で叫んでいます。せっかく歯磨き活動の時間を設けているので、先生たちと歯磨きの仕方やお菓子を食べる時間について話し合いたいと思っています。

《新規隊員の役割》
 私は、セコン県の教育局へ入る初めてのボランティアです。そのため、これまで県教育局の職員も郡教育局職員もそして、学校も先生たちも「JOCVって何?何しに来ているの?」といった感じでした。初めは私の扱い方がわからなかったようで、教育局年間会議や研修に連れて行ってもらえず、このまま2年間過ぎたら大変だと、妙な焦りさえ感じました。この4ヶ月、小学校の運営や研修に関わる一般教育課への異動、「教育の状況を理解するため」と会議や研修への参加、小学校の巡回、JICAの技プロやNGOの活動への同行をしてきた結果、やっと最近JOCVの活動や位置づけが認識されるようになってきました。
  郡の教育局長はいち早くJOCVは援助機関と教育局を結ぶことのできる人間だと気づいたようです。今まで会議に誘われることなどなかったのに、今は郡局長から電話で会議へのお誘いが来るようになりました。確かに実際にセコン県に住んでいる外国人の生の話を援助機関の人々は聞きたがります。外国人同士のネットワークも当然あるわけです。一方、小学校では、「何しに来ているのだろう」と困惑していた先生たちも、授業を見させてもらったり、休み時間や仕事後気楽におしゃべりしたりすることで不信感も薄れ、徐々に先生が学校や子供たちの学力の問題などを相談してきてくれるようになりました。
 新規隊員はこのように「JOCVとは何ぞや!」ということを築いていくことが、まず初めの仕事なんでしょうね。

《日本語教室始めました!》
 毎週火曜日の夕方、小学生3人に日本語を教えています。この子達は私がセコン県に来た当初から私の家に遊びに来ている子供たちです。

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 毎週「私の名前は直子です」、「私は日本人です」、「私は先生です」など一フレーズを教えています。まずみんなで大きな声で何度も叫んで子供たちに暗記させてしまいます。その後「私の名前は直子です」と私が自己紹介した後、子供たちに「あなたの名前は?」と質問します。するとみんな次々に「ワタシノナマエハブーデス!」、「ワタシノナマエハデゥアデス!」、「ワタシノナマエハプイデス!」と答えます。子供は耳が良いです。日本語は書けませんが、とても綺麗な発音で話せます。

今月のラオスご飯
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 屋台で売っているトムカイ(チキンスープ)。チキンと一緒にトマトと冬瓜が入っています。 ラオスの辛い料理に胃が疲れたとき、体に優しい一品です。


【チャンパー通信 第3号】 2008-06-10 21:19
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チャンパー通信 第2号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第2号(2007年10月)20080604-hana2.JPG


発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さん、こんにちは。あっという間に赴任3 ヶ月が過ぎてしまいました。ラオス南部セコン県はやはり最低気温25 度、最高気温30 度と相変わらず暑い日が続いていますが、朝晩はすっかり涼しくなり冬?の訪れを感じます。

《調査団の訪問》
 ラオス南部3 県(サラワン、セコン、アッタプー)は日本が支援するCLV(カンボジア、ラオス、ヴェトナム)国境地域開発のラオス国対象地です。今回「サラワン・セコン・アッタプー県におけるコミュニティーイニシアティブによる初等教育改善」の技プロが入ることになりました。その事前調査が10 月2-4 日に、その後調査団が18 日に入りました。セコン県の教育がこれから盛り上がっていきそうな気がします。

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 さて、この事前調査の時初めて専門家と局のスタッフに同行させてもらい、小学校訪問を果たしました!
教育局に赴任して2 ヶ月、学校を回りたいと何度もスタッフに話したのにもかかわらず、まだ一度も連れて行ってもらえませんでした。今回、県庁のあるラマム郡と山間部にある少数民族の多く住むタテン郡の9 つの小学校を回り情報収集をしてきました。今まで、どんな活動をしようかと教育局の机の上で考えをめぐらせていましたが、今回学校を訪問したことで実際に小学校ではどんな問題があるのかをこの目で見て感じることができました。あーでもない、こーでもないと2 ヶ月も頭を抱えていたのが嘘のようです。まさに「百聞は一見に如かず」ですね。

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1.都市部と農村部の教育格差(校長の学校経営、学校の衛生状態)

2.学校保健の必要性

(衛生に関する認識は薄そう)

3.教育教材が使いこなせてない

(多くのドナーから素晴らしい教育教材が配布されているが、その使い方の講習がなかったため、使われず眠っている。残念!)

こんなことに気づかされました。これから2 年間の活動の糸口が見つかりました。

《子供の人権劇》

先日教育局のスタッフが中心となって、中学高生が行っている子供の人権劇の上演に同行してきました。小学生と村人が集まり、人身売買と女子児童の識字に関する劇を楽しみました。いやー、高校生のトークのうまいこと。驚きました!!それでは、中高生による「子供の人権《人身売買編》」をお楽しみください。

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病気がちな母を持つ貧しい兄弟。

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「都会の良い仕事紹介するわよ」とオカマちゃん。
「母のために」と姉。

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人身売買されてしまう女の子たち。

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「君たちかわいいね~」と客。

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「どの子にしようかな?」と客を装う私服警官。

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「逮捕!」 終わり



【チャンパー通信 第2号】  2008-06-07 17:50
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チャンパー通信 第1号 8 years ago
 世界遺産カルタ製作チームの一員、舘野直子さんが昨年8月、海外青年協力隊の一員としてラオスに赴任し、教育普及の活動に尽力されています。そして毎月、チャンパー通信と題した活動と現地の様子を綴った報告書を作製されています。当ホームページでは舘野さんにお願いして、転載の許可をいただきました。ラオスで奮闘する様子が、生き生きと報告されています。多くの方にお読みいただき少しでも舘野さんの活動をサポートできればと思っています。だいぶ時間がたってしまいましたが、昨年9月の1号より順次掲載させていただきます。皆さんよろしくお願いいたします。


20080604-hana.JPGチャンパー通信 第1号(2007年9月)20080604-hana2.JPG



発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)


 皆さん、サバディー(こんにちは)!いかがお過ごしでしょうか?ラオス国セコン県教育局派遣の舘野直子です。赴任して約1 ヶ月が過ぎました。新居に入り、教育局のスタッフとも顔なじみになり、やっと生活が落ち着いてきました。さて、ラオスの国花であり、我が家の門を彩る花でもあるチャンパーの名前をとって、「チャンパー通信」を発行したいと思います。現在の活動、ラオスで気づいたことなどを報告していきます。


《セコン県》
 セコン県はラオス南部に位置し、ベトナムと国境を接しています。県には4 つの郡(ラマム、タテン、ダクチュン、カルム)があり、私はその県庁所在地であるラマム郡にいます。県の人口約8 万4736 人(ラオス全土の人口約552 万6000 人)の小さな県です。同県は約65%が山岳部であるため、雄大な山々に囲まれて生活しています。
 町の中心部には、市場があり、ほぼ生活に必要な商品や食品が揃います。特にラオスは果物が豊富です。バナナ、スイカ、メロンはもちろんのこと、日本ではなかなかお目にかかれないドラゴンフルーツ、ライチ、釈迦頭、龍眼なども楽しめます。また、野菜も豊富です。特に高原部のタテン郡は作物の栽培が盛んなため、キャベツや白菜などの高原野菜も市場に運ばれてきます。


《現在の活動》
 まだまだ県の教育状況もつかめず、ラオス語も何分不自由なため、活動らしい活動はしていません。地味ですが、私はまずこんなことから始めています。


活動?県教育局の情報収集
 教育局のそれぞれの課を回り情報収集しています。例えば、年間計画を聞いたり、現在の問題を教えてもらったりしています。徐々に県教育局の仕事内容や県の教育の状況を把握することができるようになってきました。またこの活動は、「協力隊が来ていますよ」という紹介でもあります。おかげさまで、スタッフとも仲良くなれました。仲良くなると、仕事中おやつ食べて、喋って終わってしまうのですが…


活動?ワークショップに参加
 先日2 つのワークショップに参加してきました。一つは、各学校の校長を対象にした、統計ワークショップです。「何故統計を出すのか」という講義の後、就学率や進学率の出し方を学びました。最後にグループになってモデルケースの村の就学・進学率を実際に出す練習をしました。


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 もう一つは教育省と保健省が合同で開催した学校保健のワークショップです。県郡の教育局と保健局のスタッフが、ウドムサイ県(ラオス北部)の行った学校保健活動を参考にしながら、学校保健活動の実践にかかる方針策定や手法を学びました。


活動?ラオス語辞書の作成
 ラオスの協力隊OBがこれまでコツコツとラオス語辞書を作ってきました。医療分野や農業分野の単語が充実している反面、これまで隊員がいなかった一般教育分野の単語がありません。そこで今後私の後任が使えるように、教育分野の単語を集めています。毎日耳に入ってくる教育分野の単語をノートに書きとめています。


《誕生日を迎えて》
 先月8 月22 日に誕生日を迎えました。寂しく異国で誕生日を迎えるのかしら…とほろりと涙を流しておりました。
 朝職場に行くと誕生日カードがあり、PC画面がHappy Birthday になっていました。家に帰ると、大家さん家族が「今日は何の日だ~??」と言いながら大量のお菓子をプレゼントに持ってきてくれました。夕飯は大好物のラオス焼肉を食べ、派手な蛍光色のバターケーキでお祝いしました。味はともあれケーキがあるとテンション上がりますね。その他にもラオスと日本のたくさんの人からお祝いしていただきました。これまでの土地と新たな土地で、多くの人に支えられて私は生きているのだなと改めて気づかされました。周りの人に感謝の心忘れないようにしたいです。ちょっと大人になった誕生日でした。


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 それでは皆さんもそれぞれの任地で元気に活動していきましょう!




【チャンパー通信 第1号】 2008-06-04 22:10

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カルタ・ミッション in エジプト? 8 years ago
 今年、2007年は日本・エジプトの文化交流50周年という節目の年だそうです。そこで、2007年は文化交流のイベントが沢山企画されているわけですが、その1つとして『世界遺産カルタ』が取り上げられました。



 そこで、筑波大のカルタ・チームと編集の方々と「カルタ・ミッション in エジプト」と銘打って2007年3月にエジプトに訪問してきました。

 そこで、カルタ・ミッションの様子をご報告しようと思います。

エジプト1日目―3月11日(日)―

 昨晩のpm11:00過ぎにエジプト・カイロに到着!

 エジプト訪問の第1弾は、カイロ大学。カイロ大学の日本語学部と交流してきました。印象としては女の子の学生が多かったです。みんなとても勉強熱心。そして少しシャイです。

 昼食後、カイロ大の学生とともにカイロ日本人学校へ移動。すぐにワークショップを開始しました。

 ワークショップは、パワーポイントでカルタの「歴史」「種類」「遊び方」の説明後、実際に世界遺産カルタで遊んでみる、といった流れを予定していました。これは日本語を学ぶエジプト人大学生に標準を定めて作成していた(特に歴史の部分)のですが、突然カイロ日本人学校の小学生・中学生を対象にワークショップを始めるということになり、かなり戸惑ってしまいました。

 プラス、小学校低学年生は14:30の帰りのバスに間に合わせなければならないという厳しい時間的制約を突きつけられ…。なので難しい部分は省き、実際に遊ぶカルタ大会の方に重点を置いたワークショップとなりました。

 カイロ日本人学校にはアインシャムス大学の日本語専攻の学生がすでに合流していたので、エジプト人大学生と日本人小学生・中学生とを交えたカルタ大会となりました。日本人学校の学生36名、カイロ大・アインシャムス大の学生各10名程度、筑波大カルタチーム8名を4班程度に分け、カルタ遊びを開始!
 
 日本で小6を対象にワークショップを行った時も生徒たちの世界遺産に対する関心の高さに驚いたんですが、カイロ日本人学校の生徒たちの反応というと「行ったことある」「今度行きたい」という、実体験を伴った関心の高さに驚きました。

 加えてエジプト人大学生の博識さにも驚きました。例えば『ウルル・カタ・ジュター国立公園(ウルル=エアーズ・ロック)』は、日本のドラマ『世界の中心で愛を叫ぶ』の舞台ともなっているんですが(有名ですよね)、彼らは良く知っていました。彼らは「日本」に対して、並々ならぬ愛情を示してくれて、私たちも見習わなければいけないなと思いました。


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【カルタ・ミッション in エジプト?】  2007-07-22 23:33
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カレーのにおい 8 years ago
先日頂きましたお手紙をご紹介したいと思います。
小学校1年生の男の子のお母様からです。

『…

 カルタを見て喜び、開けて、カルタの大きさに「でけぇ~」と大喜び。もう大さわぎでした。

 早速、カルタで遊びました。

 絵札を並べると、色の美しさに子供も思わず「きれい!」と目を輝かせていました。

 気に入った絵札を絶対取ろうと、札の前に陣取り、読み札待ち。

 絵札を見て、「これは日本。これは外国。」と当てっこしたり、知っている国の名が出るとうれしそうでした。

 「む」の札は、「これはインド!」と見事正解。なんで分かったのかたずねると、「この絵はカレーのにおいがした」ですって。

 「れ」の札は私が取りましたが、「それは夕ぐれだよ」と言ってみたり。子供の感性には驚かされます。

 負の遺産のカードでは、戦争の話も自然にできました。

 今は、文字が色分けされているのを教えないでいようと思っています。いつ気づくか楽しみです。

 このカルタをきっかけに、地理や歴史にも興味が広がりそうです。

 こんな奥の深いカルタは、はじめてです。本当に良い物を贈って下さってありがとうございました。

 ……』

インドの件は素晴らしく、まさに子供の感性のなせる業だと感服しました。これからもその感受性を大事にしていって欲しいです。

息子さんとお母様が、カルタを広げて、世界中を旅しているような、そんなふうに楽しんでただけたようで。本当に制作者冥利に尽きるようなお手紙を頂きまして、ありがとうございました。

※ちなみに「む」はインドのタージマハル、「れ」は古都奈良のカードです。


【カレーのにおい】  2007-06-18 23:58
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