世界遺産カルタ The World Heritage Cards活動報告ブログです

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チャンパー通信 第8号 8 years ago
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発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さんこんにちは。2 週間に亘る嵐のようなラオス正月が終わり、やっと平和な日常がやってきました。初めの1 週間は、各局での食事会が連日開かれました。正月本番の3日間(4月13-15日)は、寺にお参りに行ったり、滝に遊びに行ったり、水を掛け合ったりと楽しい時間を過ごしました。日本の正月とは違い、とにかく体力勝負のラオス正月でした。

《学校保健研修》
 3 月3-4 日に隣県アッタプー県で、セコン県とアッタプー県の小学校教員に対する学校保健研修が行われました。この研修では、教科「私たちの身の回り」(理科・社会)の中で、どのように保健の知識を生徒たちに教えるのかを学びました。セコン県の先生方は、既に通常の授業で使っている教科書の内容と研修がさほど変わらなかったため、研修で新しくもらったポスターや絵などの教材を使って、上手く授業計画や模擬授業を行っていました。
 今回の研修を見学することで、2 つの収穫がありました。まず、今回の研修では、教室に生徒がいる状態での公開授業とディスカッションがありました。その中で先生たちが、他の先生の授業を見て、良いところや改善すべき点を思った以上に積極的に発言していたことです。ダレた先生が多い中、このように自他の授業を見て刺激を受けることが授業の改善につながるのではないかと思いました。
 次に、セコンのある先生の公開授業が素晴らしかったことです。一般的に毎授業先生たちは事前に授業計画を書いて授業に望んでいます。しかし授業構成や時間配分が上手くいかないケースが見受けられます。しかしこの先生の「寄生虫」に関する授業は、
1. 導入
2. グループワーク
3. 説明
4. まとめ
5. エンターテイメント(歌)
が授業の最終目的に向かって効果的に構成されていました。そしてその時間配分も適切でした。もちろん生徒たちの食いつきも良く、こんなにリズムの良い授業ができる先生がいたことに感動しました。
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《100 マス計算活動?》 
 この活動を始めて2 ヶ月半が過ぎました。4 月8 日、今回の活動の反省と今後の活動計画を先生達と話し合う機会を持ちました。
 先生達からは、100 マス計算は子供たちの計算練習として良い活動だったという感想をいただきました。その反面、先生達が採点する負担が大きく、今後続けることができないという意見もでました。 また、前号でも指摘したように、私が100 マス計算の紙を小学校に配布して行う今回の活動が、持続性がないという問題も残っています。
 これまでの活動の評価を踏まえて、今学期残り3 週間の活動を話し合いました。100 マス計算(10×10)を25 マス計算(5×5)に、配布される計算用紙の代わりに、各生徒のノートを使ってマス計算をする方法にしてはどうかという改善策がでました。
 また、先生達に今後100 マス計算が必要だと感じた時に自主的に行ってもらえるようにするため、これまでの活動のような私主導(半ば強制的)ではなく、先生達の自主性に任せて行うことになりました。さて、今後3 週間、100 マス計算活動はどうなるのでしょうか。自然消滅していくのか…、先生達のアグレッシブな自主性が見られるのか…楽しみです。

子供生まれました

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 3 月11 日に、猫ちぇっぷに3 匹のかわいい子猫が産まれました。左からミミー(メス、黒)、スズ(メス、黒尻尾短)、風太(オス、白黒)です。子供の成長は早いものです。歩き出したと思ったら、次の日には走りまわっています。次の日にはスキップしています。次の日には二足歩行なんて…まさか!?


【チャンパー通信 第8号】 2008-06-18 09:03
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チャンパー通信 第7号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第7号(2008年3月)20080604-hana2.JPG



発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さんこんにちは。今月に入ってから気温がさらに上がってきました。ラオスの気候は乾季(11-2 月)と雨季(6-10 月)だけだと思っていたら、実は暑季(3-5 月)がありました。年間を通して暑いことには変わりませんが、さらに暑い季節があるわけです。南部隊員にとっては、この一番気温の高い時期をどう乗り越えられるのかが勝負なのでしょうね。もう既にぐったりしています。

《みんなの夢》
 2 月26 日にワットルアン小学校の3年生に、絵「私の夢」を描く活動を行いました。これはバンド「ゆず」とJICA職員有志による、「ゆず」全国コンサートツアー(2008 年4 月~6 月)にて、途上国の子供の絵を展示する企画があり、隊員に協力願いがありました。このツアーと新曲「Wonderful World」では、環境問題や途上国の貧困問題といった地球上の課題に関して考えるきっかけ作りを目的のひとつとしているそうです。
 ラオスの小学校の絵画の時間は、先生が描いたお手本の絵を見ながらそれと同じように写していきます。果たして、子供たちに自分のアイディアで「夢」という 抽象的なものが描けるのだろうか? と心配していました。初めに、子供たちとブレインストーミングをしながら 夢を膨らませることにしました。初めはクラス中が『?』の雰囲気に包まれていました。しかし何人かの生徒は、
「幼稚園の先生になりたい!」
「お医者さんになって患者さんの世話をしたい!」
「人工衛星の調査をしたい!」
「兵隊になって国を守りたい!」
と自分の夢を描いて、みんなの前で発表してくれました。

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 さまざまな考を持って子供たちが絵を描いているのに驚きました。
 そしてもう一つ、3 年生も終わろうとしているこの時期にも関わらず文章(名前、夢)の書けない生徒がいるのに驚きました。試験結果のデータを見る限りラオス語の成績は良いのですが、新しい活動をしていくと、新たな発見があるものです。

《100 マス計算活動?》
 100マス計算を導入して1 ヶ月が経ちました。試験的にこの活動を行うことによって、良い意味でも悪い意味でも多くのことに気づかされました。
 まず、100 マス計算の紙を配布して行う今回の活動が、持続性がないことがわかりました。当初の予定では、紙約2 千枚<週3回×10週×133人÷2(両面印刷)>の使用に関して教育局からの許可が降りたのにも関わらず、いざ活動を始めてみると紙を買ってもらえず、結局週2 回しかできません。私がいる2 年間は、この活動をすることができるでしょう。しかし2 年後この方法で継続できるとは思えません。生徒が自分のノートにマス計算をする方法に変えたほうが現実的かも知れません。
 また今回の数学成績向上のため行っている100 マス計算活動が、結果的に数学の成績低下を招いてしまうという問題に直面しています。小学校の先生は新しい活動を授業の中で行うことが負担になり、本来の授業が疎かになっている姿が見受けられます。例えば、数学の授業を見に行くと、先生が100 マス計算の採点をしていているではないですか。私:「通常授業してください。採点も後で。」、先生:「大丈夫。生徒には今自習させているから。」100 マス計算ができるようになっても、本来の授業がきちんと行われなければ+αの活動にはなりません。
 しかし、生徒達にとっては基礎計算力をつけるための良い練習になっているようです。例えば、4 年生でもまだ生徒たちは完璧に掛け算を覚えていません。「4×9」という答えを導くとき、ほとんどの子が「4×1=1、4×2=8…、…4×9=36!」と唱えています。しかし何回かマス計算をするうちに、正解率も高くなり、短時間で計算できるようになってきています。
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(指で数えながらマス計算をする生徒)


【チャンパー通信 第7号】 2008-06-16 05:36
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チャンパー通信 第6号 8 years ago
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発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さんこんにちは。今月は久しぶりに仕事をし、忙しい日々を過ごしています。随分遅くなりましたが、私もやっと活動を始めました。2.3月は頑張り時です。4月はラオス正月、5月は学年末試験が始まり3ヶ月の長い休みに突入し、学校での活動ができなくなります。ラオスの師走はまさに今なのでしょうね。

《数学・理科の教授法研修》
 1月28~31日にサワナケット県の2郡で理数科教員への教授法研修が行われました。サワナケット教員養成短期大学の教官が講師になり、小学校教諭に授業計画の必要性、立て方、模擬授業を行いました。
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(理科の実験を取り入れた授業を学ぶ小学校教諭)

 これまで地域の教育機関が積極的に、現職教諭に対する研修を行っていなかったという現状を考えると、今回地域の教育の中心機関(教員養成短期大学、県・郡の教育局)が連携して研修を行った点は新しい試みでした。特に教官が、初めの郡での講義や模擬授業の反省点を踏まえ、次の郡ではよりわかりやすい講義や授業にするなどの工夫をしていたのはとても印象的でした。このように教員養成短期大学の教官方が率先して研修を引っ張っていく態度に、将来的には自主的にそして定期的にこのような授業の質の向上をはかる研修が行われるのではないかという期待を持ちました。
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(研修で出会った同年代の友達)
 また、この研修を通してたくさんの同年代の友達(教官、専門家の秘書)ができました。セコン県では、年上の先生方に囲まれた職場環境たったので、今回趣味の話をしたり、将来のことを話しあったりできる仲間に会えて、楽しい時間を過ごすことができました。

《100マス計算の紹介》  
 教育局に赴任して早半年が経ちました。2月19日、私の初活動「基礎学力向上!100マス計算導入」を小学校2校の4年生を対象に行いました。 去年、とある小学校の校長先生に「数学の試験結果が他教科に比べて悪いようだ。どうしたらいいだろう?」と相談されました。小学校の成績を調べるため、1月の学期期末試験では、全郡の小学校の教科ごとの試験結果を集めました。他教科に比べ数学の成績が劣る傾向が見えました。
 次に小学校の数学の授業を見にいきました。先生たちは、教材を使い、分り易く生徒たちに教えていました。しかし授業を観察して気づいたことは、生徒が一人で問題を解く練習問題が少ないということです。こんなことを考えている時期、タイミングよく北海道教育大学付属小学校の数学教諭にお会いしたり、理数科の教授法研修に参加したりする機会に恵まれました。そこで基礎学力を向上させるための「100マス計算」を紹介してもらったのが今回の活動のきっかけになりました。
 現在週に3回ある数学の時間の10分間を使って+・-・×・÷の100マス計算を、小学4年生133人がやっています。4年生でも計算ができない子も多いので、授業に入る前の良い頭の体操になっているようです。
 教育現場から出てきた、数学の成績不振という問題の認識を大切にして、今学期来年度も引き続きこの活動を続けていこうと思っています。

ロッチャック到着!
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ロッチャック(バイク)が到着しました。赤い“SUZUKI”です。最近どうも肩や腕が痛いと思っていたら、緊張して運転していたので筋肉痛だったようです。くれぐれも事故を起こさないように気をつけて運転したいと思います。


【チャンパー通信 第6号】 2008-06-14 05:08
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チャンパー通信 第5号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第5号(2008年1月)20080604-hana2.JPG



発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さん、明けましておめでとうございます。新しい年が始まりました。私の任地セコン県は1年中暑いので(30℃)残念ながらお正月が来た気がしません。しかし2008年の活動計画を立てて、今年は本格的に活動していきたいと思います。

《コレラの発生》
 セコン県のラマム郡(私の住んでいる県庁所在地)とタテン郡で12月下旬からコレラが発生しました。患者数は約300人、3人の方が亡くなられました。コレラとはコレラ菌の感染による急性伝染病です。コレラ毒の作用で、激しい嘔吐や下痢を引き起こします。特に街から外れた村に住む人たちが、川の水を沸騰させずに飲み水として使っていたのが原因だったようです。その後トイレの不使用や手洗いを怠ったことが更なる感染を生んでしまったようです。1月下旬には沈静化したものの、テレビや新聞でも大きく報道されました。

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(タテン郡を訪問するラオス首相)
 学校を巡回していて思うことですが、「学校保健」に関する研修は今までにも何度となく行われています。保健や衛生の概念は皆が理解しているにも関わらず、ほとんど実践されていません。今回のコレラの発生から、現地密着型のボランティアの仕事とは、研修という大イベントが終わってからもその活動を実践させていくことなのではないかと感じました。

《南部教育関係JOCV発表》
 現在ラオスの開発重点地域(南部)に、3人の隊員が村落開発普及員として教育局に派遣されています。赴任後約2~6ヶ月経ち、徐々に教育現場の問題が見えてくる頃になりました。そんな時期の1月17日に、JICAラオス事務所で南部教育分野に関する隊員からの報告会を行いました。
 私は主に学校の環境(歯磨き、ゴミ)や授業の質(数学、主要外教科)についての報告をし、それらを向上させる活動計画を報告しました。今回の報告会で、学校のシステムやノンフォーマル教育など、他県の隊員が今教育のどんな分野に注目しているのかを知ることができました。また参加者からは有益なアドバイスをもらうこともできました。

《日本の小学校教諭の模擬授業》
 1月16日に北海道教育大学付属小学校から3人の教諭が首都ヴィエンチャンの小学校を訪れました。そして2人の教諭が、理科と数学の模擬授業を行いました。
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(数学の授業を行う付属小学校教諭)


 数学の授業では、「一本の紐にはさみを入れると何本になるだろう?」という課題から、最終的に「紐を切った数+1=紐の数」という法則を見つけるまでの一連の授業を行いました。
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(「紐を切った数+1=紐の数」の法則)


 授業のテンポの良さ、生徒たちの活動を通して法則に気づかせる授業展開は素晴らしかったです。何度も紐を切りながら、初めは切った紐の数を数えていた生徒たちでしたが、「紐を切った数+1=紐の数」という法則に気づいたときの生徒たちの「ひらめいた!」という顔が印象的でした。3人の先生たちのプロの仕事を見させていただきました。

スイカの季節 
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 最近市場でスイカを見かけます。時期なのでしょうか?先日教育局でも3玉のスイカを買ってきて、大胆にも中を包丁でくりぬいておやつとして食べました。


【チャンパー通信 第5号】 2008-06-14 04:42
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チャンパー通信 第4号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第4号(2007年12月)20080604-hana2.JPG


発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さんこんにちは。11 月下旬は任国外旅行や首都での予防接種があり、任地を2 週間も空けてしまいました。帰ってきた先週は、セコン時間とセコン人の流れに乗れず、今さらながらホームシックにかかってしまいました。長く任地を離れてはいけませんね。

《麻疹予防接種》
 11 月12~16 日に9 ヶ月から15 歳の子供を対象にした全国一斉予防接種が幼稚園、小中学校で行われました。
 私の通っている学校でも、その式典と予防接種がありました。校庭は色とりどりの風船で飾り付けられ、「今日は注射だよ~♪病気になっちゃうよ~♪ 」と陽気な音楽が流され、移動遊園地さながらでした。とはいっても、小学生には辛い日です。楽しい雰囲気に浮かれていた生徒たちも、いざ自分の番が回ってくると、緊張した面持ちになり、ある子は「本当痛いです」と顔をゆがませながら、またある子は全身の力を振り絞って「これでもか!」というくらいに 泣き叫び、両手両足をばたつかせながら、なんとか全員が注射を受けることができました。
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 私は自分が注射されるわけではないので、へらへら…いやいや「痛くないよ。」と子供たちのフォローをしながら過ごしました。

 《読書推進研修》 
 12 月12~14 日まで、カウンターパートと読書推進をしているNGO の研修支援に行ってきました。研修には県内4 郡60 校の小学校の先生が集まり、本の配布、貸し出しの際の登録方法、本の修理の仕方、本の読み聞かせ方などを勉強しました。
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(図書カードを使って本を借りる練習をする先生たち)

 ラオスでは出版物が少なく、子供も大人も文字に触れる機会が非常に少ないのが現状です。小学校には子供たちの読む本がなかったり、あっても箱に入ったままだったり、生徒が手にする機会がないこともあります。
 私が小学生の頃、本を読みながら行ったこともない外国ってどんなところだろうと想像したり、動物に興味を持ったり、本の主人公と同じ気持ちで心をときめかせたり痛めたりしたことを思い出しました。ラオス語という文字習得以外にも、本を読むことは子供たちに何かそれ以上のものをもたらしてくれるのではないかと思います。研修に出た先生たちが中心になって、子供たちに今回配布した本を楽しんでもらいたいです。

《タートルアン祭》
 11 月24~25 日に首都ヴィエンチャンではタートルアン祭が行われました。祭りでは、ラオスのシンボルになっている黄金のタートルアン仏塔に全国から僧が集います。人々は早朝から托鉢に出かけ、夜遅くまで仏塔前の広場に立ち並ぶ夜店を楽しみます。
 私も同期隊員と朝早く起き、托鉢に出かけました。いつもは閑散としているタートルアンに続く道路が車やバイクで大渋滞していました。
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 最後に尼さんにソークディー(GoodLuck)のピンクの糸を手首に巻いてもらい、残りの1 年と半年頑張って行こうと気持ちを新たにしました。

はじめまして!新住人
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名前:ちぇっぷ(意味「痛っ!」)
個人情報:2 歳、メス
特技:ヤモリとり
プチ自慢:雑種なのにロシアンブルー、ストレッチながら寝
皆様、お見知り置きを!



【チャンパー通信 第4号】 2008-06-10 21:49
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