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チャンパー通信 第12号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第12号(2008年8月)20080604-hana2.JPG



発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
皆さんこんにちは。今月も学校が夏休み中なので、この期間を利用しバンコクに遊びに行きました。久しぶりに味わう、物の多さ、人の多さ、車の多さに多少圧倒されながらも、日本にいるときのような「便利さ」を楽しんできました。

《年間会議と展示》
 8 月5-7 日、セコン県教育局年間会議が行われました。この会議では、県教育局と郡教育事務所が今年度のまとめと次年度の計画を発表しました。今年はそれに加え、今後高校が1 学年増えることや、小学校3 年生から英語を教えることに関する議論も行われました。
 この期間に私も一年間の活動をまとめ、パネル展示を行いました。これまで職場で直面した問題が2点あります。?活動自体がメインイベントだと考えてしまい、その原因や結果に注意を払わないスタッフが多いこと、?新規ボランティアであるため未だに私が何をしているのか分らないスタッフがいる。良い機会なので、?活動を行う過程(原因-活動-結果)を理解してもらうこと、?日本人ボランティアの仕事を理解してもらうことを目的にして、前学期に行った100 マス計算の展示をしました。
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《奨学生家庭訪問》
 NGO 日本民際交流センターの行う、ダルニー奨学金を受けている奨学生2人の家庭訪問に同行させてもらいました。
 2 つの家族は、ともに父をなくし母と長女が4 人の幼い子供を養う家族です。母もまだ若いのですが、非識字者で、自分の歳も子供の歳も分りません。そして13,4 歳になる長女も一度も学校に通ったことがないそうです。
 それほど辺鄙な村に住んでいるわけでもなく、学校も目の前にある状態で、一度も学校に行ったことがない子供がいること。そして、同じ現代に生きていて、私と年齢も離れていないだろう母親と子供が、文字を知らないことに衝撃を受けました。文字が自分の生活に関係していない世界というものを知り、驚くと同時にその中で暮らすことに恐ろしささえ感じました。
 これまで私は、街の中心地の教育状況に注目し、教育の質に関わる活動をしてきました。街の中心部の家族もそれほど教育熱心ではありませんが、少なくとも子供が文字や計算ができるようになって欲しいと願っています。しかし、この2 家族は貧しいまま生活を改善する術を知らずに取り残されてしまったような気がしました。今回の奨学生訪問で、村での教育状況やノンフォーマル教育にも目を向けるきっかけができました。
 しかし家族の中で唯一学校に通っている奨学生は、訪問した私たちの質問にしっかりと受け答えをしていました。学校や家族のことを話す様子からは、成長したこの子がこれから家族に新しい風を運んでくれるような期待感を持つことができました。
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 (大切そうにお土産を抱える奨学生)

誕生日を迎えて 
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 8 月22 日、ラオスでの2回目の誕生日を迎えました。今回は職場の友達や街の友達、外国人仲間を集めて、川沿いのレストランで贅沢にお祝いしました。最後の誕生日ですから。今年の誕生日は、顔なじみの人々に囲まれて和やかな誕生日会になりました。1年経つと、人にも街にもすっかり馴染んできて、セコン県が第二の故郷だと感じ始めています。また楽しい一年が過ごせると良いな~。


【チャンパー通信 第12号】 2008-11-04 11:29
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